復学へのプロセス

復学へのプロセスエンカレッジに相談に来られる方のほとんどは、スクールカウンセラーや教育センター、心療内科などからこのようなアドバイスを受けています。「学校に行きたくないのはお母さんに甘えたいという子どもからのSOSです。」「小さい時に甘えられなかった分を今取り戻そうとしているのです。」「すべてを受け入れてあげることで落ち着きます。」

今は共働きの家庭も多く、そうでなくとも、そのように言われてしまうと「すべて子どもに愛情を注ぎきれていなかったのでは」という後ろめたさを感じてしまいます。そして実際にすべてを共感し受け入れてあげることで確かに子どもの状態は落ち着きます。そして、子どもが落ち着いてきたことで「これでよかったんだ」と安心します。しかし、その後はどうでしょうか。子どもが家にいる事に完全に落ち着ついてしまい、受け入れすぎたことで退行やわがままが増長された状態になります。
その姿を見ながら「本当にこのままでいいのか?」と半信半疑になり、日に日に不安が募ります。「大丈夫ですか?」「いつになった子どもは動き出すのですか?」と相談しても「焦ってはいけません。焦りの感情が子どもを不安にさせるのです。」「動き出すタイミングは子ども自身が知っています。そのタイミングが来るまで待ってあげましょう。」と言われ安心した気持ちになります。そして時間だけが過ぎ、「さすがにこれ以上は待てない!」「やはり何かが違う!」と感じられてエンカレッジに相談に来られるのです。
そこで初めて「待つだけではない積極的なアプローチ法」があることを知ってもらうことになるのです。

不登校の原因は一通りではない

ここで見落としてはいけないのが、不登校の原因は一通りではないという事です。最近では川崎の中学1年生がいじめにより亡くなるという悲しい事件もありました。その子はいじめによって不登校の状態でした。そういった子どもたちには絶対的な親の愛情と社会による保護が必要です。
その反面、愛情のかけすぎ・守りすぎにより自立面の成長が不足してしまうケースもあるのです。

不登校の状況は子や親の性格、家庭の環境などによっても千差万別です。不登校の対応をする医療機関、支援機関も千差万別なのです。情報過多の時代ですが、きちんと親御さんが適切な選択をしないといけないのです。
自分の家庭に合っていない対応方法では、早期の復学には結び付きません。

復学のイメージ

エンカレッジは、その家庭にあった登校プランを考え、親と子に積極的なアプローチを行っていきます。

  • 1 アセスメント

    不登校期間、状況、要因、子の性格、親の性格などを分析する

  • 2 ストラテジー

    家族療法のテクニックを使い家庭内の再構築を行う

  • 3 インターベンション

    復学に向けて具体的なアプローチを行う

【アセスメント】においてそれぞれの家庭内の現状をしっかりと把握し、【ストラテジー】において親御さんに具体的なアドバイスで家庭内の再構築をサポートを行います。最後に【インターベーション】で子どもたちにカウンセラーが一緒になって積極的に登校準備を行うことで登校まで導きます。
アドバイスをしてはいけないというカウンセリングの考え方を変えたのが家族療法の考え方であり、エンカレッジの支援なのです。

エンカレッジは学校に戻れるならそれが1番であると考え、その結果にこだわってきました。カウンセリングの形が変わっていくのも復学支援の方法がより効率的で効果的なものにシフトしていくのもより支援を目指す上では当然のことなのです。このような積極的にアプローチをする支援機関がある事すら少し前まで知らなかった親御さん方がほとんどです。
なぜそのような支援が可能なのか。下記のリンクよりもっとエンカレッジ知ってください。

エンカレッジの復学支援数はそんなに多くはありません。
→なぜでしょう?

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